第二回目は真っ赤な方です
fate/EXTRA
fate/EXTELLAにおけるヒロインの一人ですね
fateのもう一つの顔と言っても過言ではないです。
http://fatedaisuki.iaigiri.com/fate_kiji/arupen.html
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真名:ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス
身長:150cm / 体重:42kg
出典:史実
地域:ローマ
スリーサイズ:B83/W56/H82
属性:混沌・善 / カテゴリ:人
性別:女性
クラス:セイバー
可愛いですね
彼(彼女?)は古代ローマの皇帝です。
とっても偉いです
fate初心者が困惑する要因の一つである「アルトリア顔」でもありますね
こんな可愛い見た目の彼女(彼?)はどんな生涯を送ったのでしょうか。
いつも通りザックリ解説していきますね。
- ネロの誕生
ネロは誕生したとき「ルキウス・ドミティウス・アヘノバルブス」の名前を名乗っていました。
日本における「幼名」みたいな扱いでいいでしょう。
ネロの両親
クソややこしくなるのでパパンとママンのザックリ紹介
パパの名前は「グナエウス・ドミティウス・アヘノバルブス」
ママの名前は「ユリア・アグリッピナ」
パパティウスは若いころ超DQNでした。
子供を馬で踏みつけたり、おいしいお酒を持ってこない解放奴隷を殺したり、広場で自分の悪口を言ってるやつの目玉をくり抜いたりしました。さらに目につく女性をどんどんナンパしお持ち帰りしていました。
超ワルでした。もうほんとに……
ママリッピナはDQN夫の影響を受けてしまいます。
15歳前後の時に一度結婚をします。
しかしいろいろあって夫は死亡。
17歳あたりで再婚しネロを生みます。
その後ヤンキーになったのか、うっかり国外追放されたりしますがなんやかんやで皇帝と結婚し王妃の座を手に入れます。
え?
重婚?法律?
そんなん権力という名のゴリ押しです
このママン、愛の力の前に法律変えちゃいます。ゴリ押し……?
- どんな政治をしたの?
きれいなネロさん
ネロは即位してすぐに名君と謳われました。
暴君として名高いネロさんもにも、きれいなネロさんの時代がありました。
少なくとも前半は市民に人気があったようです
ローマが大火事に見舞われたときの采配や火事に強い建設材質の普及
貨幣改鋳に至っては150年以上使われることになります。
ブリタニアの女王ブーディカさんの反乱を鎮圧したのも彼ですね。
家庭教師のルキウスさんや近衛長官のセクストゥスさんの功績が大きかったと言われていますが…
きたないネロさん
政治や恋愛事情にまで口を出してくる母親がウザ過ぎて暗殺
上記の二人の優秀な指南役が引退し、暴走。
大火事の犯人をキリスト教徒とし、キリスト教徒を弾圧します。
クソつまらないリサイタルを開いたり(もちろん民衆は強制参加逃げれば死にます)
現代版オリンピックに出場したり(もちろん選手は接待モード全開です)
(ここで出る矛盾はのちの解説(?)で)
- ネロの生涯
帝政ローマの第5代皇帝ネロ・クラウディウス。
キリスト教の迫害や身内殺しなど悪名ばかり広まっていますね
ではその生涯と最後をさらっと紹介
ネロは即位後前の皇帝の尻拭いとかをする至極真っ当な名君だったとされています。
しかしだんだんと色に溺れていきます。
嫁さんよりも愛人に入れ込むとかです。英雄ってみんなこんなのだよな
それに口を出してくる母親を殺してしまったりします。
さあさあ壊れてまいりました!
優秀なブレイン(相談役)が引退すると、ついに歯止めの効かなくなった暴君はヒャッハーし始めます。
大火事の原因をキリスト教徒に丸投げして迫害するとともに、有名な「黄金宮殿」の建設を敢行します。
民衆からかなり睨まれますが
その後もオリンピックの邪魔やジャイ〇ンリサイタルを行い、元老院(今で言う議員さんでいいかな?)たちをイラつかせます。
もうこの辺でネロ暗殺計画が持ち上がってます。
ここではネロさんも鋭く、この計画を未然に防ぎ多くの議員さんに自殺を命じます。
しかし大火事から4年後、元老院に完全に嫌われたネロさんは公敵宣言(アイツ敵だから、殺っちゃって宣言)を下され、最後は自害になります。
ネロさんの最後はもう酷いもので……
普通につかまると拷問されて死ぬような苦痛を伴うので自害を勧める御供だが、いざとなるとチキンハートだったらしく刃物の試し切りをしたりガクブルしていたそうです。
自分を捕縛しに来た兵士の足音を聞いてやっと決心しますが、死にきれずにお供に介錯をしてもらってます。
伝記によれば「何と惜しい芸術家が、私の死によって失われる事か」と言い残したらしい。
- 男性?女性?
普通は男性というべきなんでしょうが、それがそうも言えないのです。
キリスト教聖書に伝わる悪魔の数字「666」これはネロをあらわしているそうです。
「大淫婦バビロン」も「堕落した女」としてネロをあらわしています。
後者に関してはネロ単体ではなく7人のローマ皇帝のことなんだそうですが……
とりあえず迫害した張本人を悪く言いますのでネロさんに寄ってしまってるとか
そうするとキリスト的にはネロは女性と言えなくもないのか?
- 食い違う評価
現代においてネロさんにはいろいろな見方があります。
キリスト教から見た悪魔としての暴君
皇帝ネロを暴君というか、悪魔として伝えているところがあります。
キリスト教文化圏ですね。
大火事の主犯をキリスト教徒だと断定したことによってキリスト教徒に嫌われてしまいます。
キリスト教において悪魔の数字666をネロに置き換えるという見方もあります。
火事の際、楽器を弾いて何もしなかったと言います。
ローマ市民から見た暴君
キリスト教からの視点を無視した場合
あくまでネロがローマの味方だった場合はどうだろう
当時のローマは多神教国家だったのではという見方が強いです。
そんな中で一神教のキリスト教をよく思わない人もいたのではないでしょうか?
火事の際は消火活動に参加し、燃えない建築材料の普及に尽力してくれたらしいです。
- まとめ
英雄:暴君として語られる数々の所業
死因:暴君の例に漏れない理由で自殺
現代に伝わる話の多くはネロ側ではない者が書いたものが多いと言われています。
ネロの暴挙を嫌っていた元老院側や、キリスト教側だと言われています。
ネロの愚行を大げさに描いたものがあったかもしれません。
現代にいたるまで暴君として知らぬ人はいないほどの悪名を轟かせています。
歴史書の信憑性がどうあれ、きっと皇帝ネロは暴君でしょう。
しかしその正体は必ずしも「史実通りの」暴君か?なんて考えを起こしてみるのも楽しいかもしれませんね。
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