当ブログの第一回目の紹介はまあおなじみ
fateといえばこの人ですね
http://fatedaisuki.iaigiri.com/fate_kiji/arupen.html
こちらにサイト移動しました
真名:アルトリア・ペンドラゴン
身長:154cm / 体重:42kg
出典:アーサー王伝説
地域:イギリス
スリーサイズ:B73/W53/H76
属性:秩序・善 / カテゴリ:地
性別:女性
クラス:セイバー
fate作品中の設定やらはここまでとさせていただきまして
ここからは彼(彼女?)の史実解説と行きましょう。
アーサー王はブリテン(イギリス)における国民的英雄でアーサー王伝説の主人公です。
「昔のイギリスの王様物語の主人公」←これだけ覚えておけば下の記事は読まなくていいです。
※ここからの説明は最新の研究でも憶測の部分が多く、個人的主観やらも含まれています
皆さんの読んだアーサー王物語と筆者の読んだいくつかのアーサー王物語も違う恐れがあります。
- アーサー王伝説とは
アーサー王はイギリスにおける国民的英雄ですね
当時の呼び方は「アーサー・オブ・ブリタニア」とか「キング・オブ・アーサー」とかになっていたのでしょうか。
かっこいい……
日本でいう織田信長さんのようなポジションの知名度でしょうかね
このアーサー王伝説というのは実のところ「原作」に当たる物が無いのです
ちゃんとした言い方だと「唯一無二の原典」が無いって感じになりますね。
え?
どういうことかって?
簡潔に言うと皆さんの知ってるアーサー王伝説は言ってしまえば同人誌です。
例えを出すのなら15世紀ごろに書かれたと言われる
サー・トマス・マロリー著の「アーサー王の死」。
これはフランス語の作品でいろんな伝説や叙事詩などのいいところを持ってきて美化した同人誌になります。日本で有名なのはたぶんこれじゃないかなと思います
そうです。みんな騙されてたんです。原作が無い(確定していない)のだから同人誌ではないと発すれば、お尻にエクスカリバーをぶち込みます。
- アーサー王伝説には原作が無い!?
実際に原作はあります
どういうことかといいますと、元祖はどこかの誰かが初めに書いたはずなんです。
でも原作がないというのはどういうことでしょうか。
簡潔に言うと古いし多いしもうわかんねw
これにつきます。これだけの理由です。ほとんど
すべての歴史研究に言えることですが、古い=資料が少ないになります。
しかしアーサー王伝説の厄介なところは資料が多いことにあります。
古いし(同人・創作)が多いしで原作(原典)がどれかわからないという風になります。
きちぃ……
- アーサー王ってどんな人?:男性?女性?
fateでは男装の麗人、つまり女性として(prototypeだと男性で)登場しますが、史実では男性だと言われています。
しかし、アーサー王物語とはたくさんの人が描いた物語がごちゃ混ぜになっています。
この中でアーサー王が女性設定で書かれていないという保証がありません。
つまりアーサー王が必ずしも男性であるかどうかにはまだ研究の余地があります。
もしかしたら今後、女性が主人公のアーサー女王物語が見つかるかもしれませんね。
そんなものが日本人に発見されでもしたらすぐに萌えキャラ行きですね…
- アーサー王の出生
アーサー王は
父:ウーサー・ペンドラゴン
母:イグレイン
との間に生まれました。
パパのウーサーはイグレインに一目ぼれしますが、イグレインは敵国の妃でした。
パパのウーサーはイグレインを奪うため性欲のままに敵国に戦争を吹っかけます。
攻め入ったウーサーはイグレインとSOXするためにマーリンにめっちゃ頼み込んでイグレインの夫であるゴルロイスに変身させてもらいます。
その後ウーサーとイグレインは結婚します。まあ略奪愛ですね。
この時生まれる子供がアーサー王になるわけですが、生まれてまもなくマーリンに預けられます。
- アーサー王の生涯
アーサー王伝説はいろいろな形で伝わっています。
民族間で伝わったものもあるのでまちまちですが……
その中でもあまり変わらない内容をピックアップしていきますね。
選定の剣(エクスカリバーとは別物)
ウーサーが亡くなった後、後継者問題が起きます。アーサーは本来正式な後継者ですが、育ての親である騎士エクターはそれをアーサーに伝えていませんでした。
あるとき神のお告げとともにカンタベリー寺院に剣の刺さった岩が表れます。
神「これ抜いたやつがイングランドの王様だから。異論とか認めないから。」
これを聞いた騎士たちは我こそはと剣を抜きにかかります。
力自慢のガチムチ騎士や、剣の腕も夜のほうもテクニシャンなんだぜと嘯く童貞騎士もみんな抜けませんでした。モブでした。
そんな中偶然15歳のショタが通りかかります。※この時代では大人です
そのショタが岩に刺さった剣をスポッと抜きます。
そうです。選定の剣はショタコンだったのです。
臭そうなガチムチもモブ臭漂うテクニシャン(笑)も剣の御眼鏡には叶いませんでした。
アーサー王無双時代
王に即位したアーサー王はバケモノ揃いの円卓の騎士と湖の精霊ガチャの課金武器エクスカリバーを使って向かうところ敵なしの戦いを見せます。
今の地図で言う、スコットランド・アイルランド・アイスランドを吹き飛ばし、勢い余ってスウェーデンやノルウェーまで占領します。自分が主人公だと気が付いたアーサー王は調子に乗ってフランス全土を征服します。
このブンブン戦記の中で助けた国のお姫様が可愛過ぎて嫁さんにします。
グィネビア姫ですね。
※今と国境が違うので大体の場所です。すいません…
しかし当時の強国ローマがそれを黙って見ているわけないんですね。
ローマ皇帝ルシャスは
「ちょアーサー君さ、ちょっと最近調子乗ってない?ねぇ?今ならまだ間に合うから菓子折り持って頭下げに来いよ?な?」と呼び出しを
それに対してアーサー王は
「主人公様に呼び出しとかフラグww」とお断り。
すると、ローマ皇帝は音速でフラグを回収し、アーサー王との一騎打ちでビームカリバーの餌食になります。
ローマ皇帝「課金武器には勝てなかったよ……」
円卓最強の騎士「ランスロット卿」の不貞
そんな中、円卓でもっと人望と武勲を集める「ランスロット卿」による不貞が起きます。(チートカリバーを持ってるアーサー王より強かったとか)
彼も湖の精霊ガチャのSSRチートキャラです。
不貞って?
そうです。不倫です。???「お父さん最低です」
しかも相手は自分の主であるアーサー王の嫁さんであるグィネビア姫…
さらに事態はもっと悪化します。
ランスロットが夜に大人のデートを楽しんでいるとほかの騎士に見つかってしまいます。
ランスロットはビックリした拍子にうっかりその騎士たちを殺してしまいます。
※円卓の騎士は全員バケモノ揃いです。
さらにそこから逃亡を図ります。
最低ですね。
円卓の騎士の二分化
これにはさすがの主人公様もブチ切れです。
まずは手元にいるグィネビア姫の処刑を執行します。
しかしこのときすでに騎士は
忠誠の騎士道アーサー派と
主人公最強主義者ランスロット派
の二つに分かれてしまっていました。
そんな中、グィネビア姫の処刑執行直前にランスロット卿が表れます。
護衛任務に就いているアーサー派の騎士たちを殺しまくり、処刑直前で絶体絶命のピンチに陥っている姫を救出!!
これにプッチンした主人公様はフランスに逃げたであろうランスロット派の討伐を宣言。
これもうどっちが主人公かわかんねぇなぁ
ブリテンの崩壊
アーサー派とランスロット派の騎士たちはほぼ互角の戦いを繰り広げました。
戦いの最中、アーサー王の耳に本国で反乱との情報が届けられた。
アーサー王はランスロットを打ち取れぬまま反乱鎮圧のためイギリスに引き返します。
反乱の中心人物は円卓の騎士モードレッド
反乱軍とアーサー軍はカムランの丘で相対します。
俗にいうカムランの戦いです。
両軍大多数の騎士が戦死し、最後はアーサーとモードレッドが一騎打ちをします。
その際アーサー王の槍(ロンゴミニアドとも)がモードレッドの腹部を貫通し打ち取ります。
しかしモードレッドの剣がアーサー王の頭(腹部や肩など諸説あり)に命中します。
これが大きな原因で無双の超大国ブリタニアは崩壊します。
アーサー王の最後
モードレッドは打倒したものの、もう助からない傷を負ったアーサー王は部下(fateではベディヴィエール)にエクスカリバーを湖に投げ込むように命じた。
これが後の世に語り継がれる返金リセマラです。※言いません
泉に剣を投げ込むと船が現れます
その船には三人の美女がいて一番美人な人に膝枕をされて理想郷アヴァロンへGOします。
こいつ絶対元気だろ。一番美人の人選んで、尚且つ膝枕とか。
- その後
アーサーの死後、グィネビア姫は尼僧(要は僧侶)にランスロットも世捨て人(聖職者との記述もあり)になる。
二人は二度と会わなかったらしく、グィネビアが亡くなったと風のうわさで聞いたランスロットは自ら餓死を選び後を追う。
アーサー王亡き後の支配者はサクソン人になり、先住民ブリトン人はウェールズやフランスに追われる。
- 史実?
学説的に言うと史実とは認められないそうです
もとになった人物や、それらしい人物は多数存在していて、彼らの活躍を大げさに描いて英雄譚に昇華させたというのが今のところ有力ですね。
残念です。
- まとめ
英雄:イギリス無双を実現
死因:嫁を寝取られ部下に裏切られて死亡
本当は聖杯探索の話やほかの騎士の話もしたかったのですが、今回はこの辺で
他の騎士たちはfate/goに実装されてる人が多いのでそっちで解説するつもりです。
ではでは
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