わかった気になるFateキャラ別史実ザックリ解説 忍者ブログ

わかった気になるFateキャラ別史実ザックリ解説

魔法使いの夜とかfateとか月姫、空の境界を中心に人生を型月で回している者です。 FGOのマテリアル順でサーヴァントの史実紹介をしていきます。やってほしいキャラがいたらツイッターへどうぞ。わかりにくい、明らかに間違ってる等ありましたらツイッターへよろしくです。ツイッター:https://twitter.com/fate_daisukiです。応援してくれる方はモナーコインくだされMGTJuAi3W1hLUttTockdGPb2abgDEnNpjf←マデ(ゲス顔ლ(´ڡ`ლ)グェッヘッヘッ) http://fatedaisuki.iaigiri.com/fate_kiji/arupen.html こちらにサイト移動しました

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【FGO】【史実】太陽を落した男(女):大海賊フランシス・ドレイク 逸話紹介

だんだん記事も増えて楽しくなってきますね
今回はこの方です
http://fatedaisuki.iaigiri.com/fate_kiji/arupen.html
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真名:フランシス・ドレイク
身長:162cm / 体重:55kg
出展:史実
地域:イギリス
属性:混沌・悪 / カテゴリ:星
性別:女性
クラス:ライダー





太陽を落した女(男)
かっこよすぎますね
大海賊・奴隷貿易商人・市長・海軍中将・世界一周・イギリスの英雄・エルドラゴ・冒険家
色んな肩書のある彼女(彼)の紹介です

1.初の船出は10歳?
ドレークは12人兄弟(全員男)の長男として南イングランドはダヴィストックに生まれました
ドレークは近所のおっちゃん船長と10歳前後で海に出ており、船も貰ったそうです。
(文献によっては、貰った船を売却してます)
その後親戚と一緒に奴隷商売をやっていたそうですね。
その名も
「交渉海賊:ジョン・ホーキンス」
この親戚も実は海賊なのですが、あまり船を襲ったりしません。
彼は貿易において重要な交渉に秀でた海賊でした。
その狡猾(脅しや恐喝まがいで無理やり)なまでの交渉術を見て、彼のことを「交渉海賊」なんて呼んだそうです。
他にも裏で黒人奴隷の組織的闇ルートを作ったりといろいろあくどい奴です。
ホーキンスの下でお金を貯めて、自分で船を買ってきます。
この時ドレークは25歳前後だと思われます。
今で言う車みたいな感覚なら、25歳で船を購入というのはいたって普通ですが、当時の価値観としてはどうだったのでしょう。
私的なイメージですと25歳で乗用車二台持ち(キラッ)くらいの価値があるように感じます。
2.ドレーク船長初の敗北
船を買って自ら船長になったドレークは親戚の奴隷貿易船団の一員として、奴隷商売の旅に出ます。
その数10隻。大きな船団です。
船長は船ごとの代表ですので、ワン〇ースのような船団の代表が船長という感じではないです。
この航海の途中で、味方を装ったスペイン軍船団に奇襲を受けます
「サン・フアン・デ・ウルアの戦い」と呼ばれます
10隻あった船は二隻を残して大破。
船団の船員は200名以上いたと言われていますが、イギリス(イングランド)に帰れたのは15人から20人だったと言われています。
生き残った二隻は
ドレイクの「ジュディス号」
ホーキンスの「ミニオン号」のみです
ドレークとホーキンスを除けば十数人しかイギリスの土を踏めなかったことになります。
ここからドレークのアンチスペイン感情が覚醒します。
3.エルドラゴ:フランシスドレーク
死闘を潜り抜け本国へ帰ったドレークはスペインの船を襲う海賊家業を始めます。
この時結婚してるんですよね。
お相手はメアリー・ニューマンという方です
この方のことはよくわからんのです。(スマソ)
話を戻します。
スペインの植民地だった西インドやペルーに及びます。
財宝運搬船を襲いまくってすさまじい量の金を手に入れるんですね
このころから彼はエルドラゴと呼ばれます。
fate/goでは
~~テメロッソ・エルドラゴ―――太陽を落した男(女)ってなぁ!!
なんて言いながら宝具を展開しますね。
スペイン語で
テメロッソ=怖い、恐ろしい、マジヤバイ
エルドラゴ=悪魔、マジヤバヤバイ
という意味になります
すでにスペインからヤバイ奴認定を受けていますね
4.世界一周(長期略奪合宿)
マゼランさんに次ぐ史上二番目の世界一周成功者ですが、マゼランさん航海中に死んじゃうんで
「生きたまま」世界一周した最初の人となるのがドレークです。
この時使われたのが宝具にもなっている
ゴールデン・ハインド号
です
大きなガレオン船です
これを旗艦に五隻で世界一周の旅に出ます。
ゴールデンハインド号はもともとフランスの船でしたが、ホーキンズに魔改造されました。
名前も「ペリカン号」という残念な名前からゴールデンでかっこいい名前に変えられました。
名前の由来は、出資してくれたハットンさんの紋章から来ています
これもともとは世界一周をすると船員に伝わってなかったんです
これを知っていたのは女王とドレーク船長だけだったともいわれています
船員A「おい……ここもうマゼラン海峡のあたりだぜ…」
船員B「船長前進って言ってるけど…」
船員C「これ帰れるのか?」
ドレーク「え?w言ってなかったっけ?w今回の航海は世界一周だよ?」
船員D「契約違反だ!反乱じゃぁぁぁ!」
ドレーク「じゃあ死刑ね」(バーン)
ドレーク「ほかに異論のあるやつは?」
船員ABC「Aイヤッホー!!B世界一周サイコーー↑↑C船長イケメーン!!」
となったかは知りませんがドレークの友人として知られていた者を処刑するなどして前進することを船員にアピールしたとも言われています。
世界一周旅行のついでに大量のスペイン船を襲いまくったりもしました
スペイン王の宝を積んだカカフエゴ号なんかも襲ってたようです
これにはさすがのスペイン王も激おこです

この時にホーン岬とドレーク海峡を発見しています
ドレーク海峡の名前の由来は言わずもがなですが、ホーン岬は後で違う人の生まれ故郷にちなんで命名されます。
ちなみにドレーク海峡は世界一幅の狭い海峡です
たぶんギネスに乗ってる(多分
大量に持ち帰った財宝にハットンさんは大いに喜びました
エリザベス一世も大いに喜びました
まあイギリスの国家予算超える量の財宝持ち帰ったらまあな

ドレーク「憎きスペインの船よりお宝を持ち帰りました」
女王「あらまあすごい(これ国家予算超えてんじゃん…)」
ドレーク「これを女王に献上いたします」
女王「あらまあすごい(まあそう来るよね。献上っちゃうよね。)」
女王「褒美を取らせます(スペインからこれだけの略奪を……こいつ…使える!!)」
ドレーク「ありがたき幸せ(何かな何かな)」
女王「あなたを海軍中将に任命します。同時に騎士の称号を与えます」
ドレーク「」
女王「これからは〔サー・フランシス・ドレイク〕と名乗りなさい」
ドレーク「ありがたき幸せ」
女王「では下がりなさい」

とかなんとかで海軍の中将にのし上がります。
5.海軍中将:サー・フランシス・ドレーク
この財宝をエリザベス一世に献上したことがきっかけで、王立海軍を率いることになります。
しかしいきなり中将っておいww
そのあとはプリマス市の市長なんかもやったりします。
このプリマス市は、世界一周の際にゴールデン・ハインド号が出向したプリマス港がある街です
しかしまあ船から降りたドレーク市長はスペインとイギリスの関係悪化によって海へ戻ります。
そしてスペインへの攻勢に参加します
6.アルマダ海戦
これ世界史とかでもやるんじゃないかな?
とっても有名です。アルマダとはスペインの無敵艦隊を表す言葉です

カディス湾というところでスペイン艦隊を襲撃します
これがこの海戦の始まりとも言われています

ドレークは太陽を落した男と言われますが、この海戦の代表は別の方です
ドレークの乗っていた船の話とともに8.まとめでお話ししますね。

翌年スペインの無敵艦隊との戦闘になります
大きく分けて5度の大きな海戦と小さな小競り合いがありました

基本的な戦術は
スペイン:射程の短い巨大な砲で接近戦
イギリス:射程の長い小規模砲で長距離戦

これによって
スペイン「砲届かねぇ……」
イギリス「当たるけどほとんどダメージにならん…」
双方我慢比べのようになってしまったんですね
このときスペインの増援部隊の妨害に成功した者がいます。
ドレークです。
戦線が停滞している戦場で増援が有るのと無いのとではすさまじい差がつきます。

その後停泊中のスペイン船団に向けて爆薬満載の船を8隻放り込みうち6隻がスペイン船団に突っ込み起爆。甚大な被害をもたらしました。
スペイン軍は壊滅的打撃を受けまして
ここでどんどん前線を下げていきます。
この辺からスペインの国力は徐々にそがれていきます


6.5伝説の演説 
ティルベリ演説と言われる女王陛下直々のありがたいお言葉です
陛下は謀反の恐れのある所にわざわざ出向いて、兵士を激励したというものです
以下翻訳文です
我が愛する臣民達よ。
私は王宮の者たちから忠告を受けて来た。
謀反の恐れがあるから武器を持った群衆の前に出るのは気をつけよと。
しかし、私は貴方たちに自信を持って言おう。
私は我が忠実かつ愛すべき臣民たちを疑って生きたくはない。
そんな恐れは暴君にでもさせておきましょう。
私は常に神の名のもとに最大の力と安全を我が臣下の忠実な心と善意に委ねてきた。
故に、私は貴方たちの前にやって来たのです。

遊びではなく、気晴らしでもない、戦いの熱気の真っ只中に、貴方たちの中で生きそして死ぬために。
たとえ塵となろうとも我が主、我が王国、我が民、我が名誉そして我が血のために。

私はか弱く脆い肉体の女だ。
だが、私は国王の心臓と胃を持っている。
それはイングランド王のものだ。
そして、パルマ公、スペイン王またはいかなるヨーロッパの諸侯が我が王国の境界を侵そうと望むなら、汚れた軽蔑の念を持って迎えてくれよう。
不名誉を蒙るよりも私は自ら剣を持って立ち上がる。

自らが指揮官、審判官となり、貴方たち全員の戦場での勇気に報いましょう。
私は既に報酬と栄誉に値する貴方たちの意気込みを知っている。
我が名のもとに約束しよう、貴方たちは正しく報われる。
7.長く続く小競り合いとドレークの最後
アルマダ海戦後もイギリスとスペインの攻防は続きました。
ドレークは女王の船6隻を率いて西インド諸島遠征に出発しました。
しかしドレークはスペインの防御陣形に手間を取られ。
赤痢にかかりそのまま亡くなりました。
55歳でした。
戦闘中であったこともありドレークはそのまま水葬に付されました。 
いまだにこの棺をトレジャーハンターが探し続けてるらしい?

戦争自体はほとんど引き分けとなります。
引き分けというかどっちもお金が尽きて……という感じですね
一応イングランド(イギリス)側の優勢という形になりましたが、翌年のポルトガル遠征の失敗によって帳消しになっちまうんですよ。

その後スペインは艦隊を作り直しますが嵐にやられたりなんだりと上手くいかないのです

それからロンドン条約というものが結ばれます。
これはスペイン側に有利なものでした

スペイン王とエリザベス一世が亡くなった後でした
もちろんフランシスドレイクも没後です

スペインはアメリカ大陸を持っているので覇権国家であることに変わりはなく、イギリスがスペインを完全に超すにはもっと近代まで時間を勧め無くてはなりません。

8.まとめ
彼が反英雄となっているのは主にスペインからの評価ですね。
反英雄:エルドラゴ(悪魔のような)と恐れられ、無敵艦隊を退け、太陽を沈めた男としての悪名
死因:戦闘中に赤痢にかかり病死


アルマダの海戦についての補足

太陽を落したのはチャールズ・ハワード?
チャールズ・ハワードはアルマダ海戦の総司令官です
これの副司令官にドレークがくっ付きます
これは普通上司の手柄になるんですが、戦場での戦いが凄まじかったことや過去にスペイン船団を襲いまくって、ついでに世界一周までしたわけですから。

その…知名度というか…正直戦場で指揮取ってたのドレークじゃん
ハワードさん役立たずだったじゃん

なので主な手柄がドレークさんの物になってるわけですね

船について
ドレークは何度か船を乗り換えます。
今後のifドレイクの実装を願って主なものを出しておきます
 
漁船クラスと思われる貰い物
自前で購入したジュディス号
宝具にもなってるペリカン号(ゴールデン・ハインド号)
アルマダ海戦の時に乗っていたリベンジ号

太陽の死沈まぬ国
これはスペインのことです。
由来は

地球のほぼ裏側まで植民地(スペイン領)があったので24時間のうちのどこかは必ず日が出ていたことに由来します


こんなところでしょうか
随分早足になってしまいましたが今回はこれで
 
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【FGO】【史実】性別不明の外交官:シュバリエ・デオン 逸話紹介

もう十一回目になりました。
少しずつ読んでくれる方が増えてきててうれしいです

さて今回はデオン君ちゃんと呼ばれる彼?の紹介です
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真名:シュヴァリエ・デオン
身長:157cm / 体重:45kg(体重は自己申告ではなく、外見からの予想)
出典:史実
地域:フランス
属性:中立・中庸 / カテゴリ:人
性別:?
クラス:セイバー


性別不明とありますが、生物学的には男性なんですね
女性として振舞っていただけなんです。
ではそんな振る舞いの彼の人生を追いましょう。

1.名前なげぇ……

彼の正式なお名前は、
「シャルル・ジュヌヴィエーヴ=ルイ・オギエスト・アンドレ=ティモテ・デオン・ド・ボーモン」
と言います。これは洗礼名とも言いますね。
「クソ長いのにシュバリエ・デオンの「シュバリエ」の部分ねぇじゃん…」

まあごもっともです

「シュバリエ」は称号です。
「騎士・デオン」となります。
これを通称にしたんですね。

2.幼少期は少女!?
1728年10月5日にフランス、ブルゴニュはトネルに生まれました。
幼いころは小柄で中性的な容姿をしていたそうで、女性として見られていました。
彼自身も女装を好んだらしいですが、実際は定かではありませんね。
母親が8歳まで女の子として育てたなんて話も聞きますがそれも文献によってまちまちです。
3.女装着せ替え人形・デオン
成長してからは、パリの社交界に出席し始めます。
そこで文学者や詩人たちと交際し、自分の作品を作り始めます。
この頃から、彼はロシュフォール伯爵夫人という女性と親しくしていました。
彼女は、自分の衣裳箪笥の中から選んだ豪華な服をデオンに着せて、宮廷の舞踏会に連れて行ったそうです。←着せ替え人形かよ
デオン自身も女装を気に入っており社交界の紳士淑女の注目を浴びることに悦びを感じていました。(と言われています)
要するに変態ですね。
夫人「デオンちょっと女性用の服着ていただける?」
デオン「急にどうした?頭でも打ったのかい?病院に行かなくちゃw」
夫人「そういうのいいからはよ!」
デオン「しゃーなしだなw……もしかして俺って可愛い?」
夫人「………私女やめてもいい?」
デオン「この格好でパーティ行ってくるわww男カモる自信しかないわw」
ここまでウザかったかどうか保証はしませんが
何はともあれ紳士淑女からの注目の的になっていました。
僕には理解できません。

4.覚醒!?無理やり!?公認女装スパイ・デオン君ちゃん
1755年、ルイ十五世により、個人的な秘密外交機関「王の機密局」を秘かに設立しました。
当時イギリス寄りの外交姿勢であった ロシアの女帝エリザヴェータ懐柔のために、美青年デオンをサンクト・ペテルブルクに派遣します。
このロシア行きでは、付添人にイングランド貴族で毛皮商を名乗るダグラスさんがつけられます。

デオンはダグラスの姪という設定で女装させられ、叔父とともに転地保養に出かけるマドモワゼル・リア・ド・ボーモン嬢として過ごします。
出発前に、デオンはルイ十五世から二重に製本されたモンテスキュー『法の精神』を渡されます。
この書物には、仏露同盟を画策したルイ十五世から女帝エリザヴェータへの親書が巧妙に隠されていて、それをロシアの宰相ベストゥージェフには気づかれないようにして女帝にとどけるのが、デオンに託され初めてのお使いです。
ルイ「デオンちゃん、ロシアまで行って女帝に手紙届けてくれない?」
デオン「了解した!(キリッ)」
ルイ「男のままで行っても警戒されるから女装していってくれないかい?」
デオン「もち!(キリッ)」
ルイ「帰ってきたら余の嫁に……」
デオン「えっ?なんて?」
ルイ「……(ショボーン)」
デオン「ちょっち行ってくるわw吉報待っとき!」
 1755年7月にパリを出発したダグラスとマドモワゼル・リア・ド・ボーモンは、10月にサンタト・ペテルブルクに到着します。
 ダグラスはただちに英国大使ウィリアムズを訪れ、宮廷への紹介斡旋を願い出ましたが、   好ましい返事は得られませんでした。スウェーデン大使やオーストリア大使にも助力を願いましたが、すべて拒否されるわけです。
デオン一行「女帝に会わせてよ」
ウィリアムズ「何言ってるかわからないです」
デオン一行「女帝に会わせ…」
スウェーデン大使「帰れ!!」
デオン一行「女帝に…」
オーストリア大使「いやだ!(キッパリ)」
デオン一行「……」
それどころか、ロシアの宰相ベストゥージェフは、早くも偽毛皮商人の正体を見抜いてしまい、ダグラスは急遽、国境まで逃げ帰らなければなりませんでした。
 しかし、リア・ド・ボーモンは、ベストゥージェフがフランスの敵であるなら、彼の対抗馬を探せばよいと考え、宰相の不倶載天の政敵である副宰相ヴォロンツォーフに取り入ることにしました。
 ヴォロンツォーフの籠絡には、デオンの女装は大いに役立ち、美貌のマドモワゼル・リア・ド・ボーモンはたちまち気に入られ、一切の門戸が開かれ、女帝の部屋に出入りする特典すらも得られました。
デオン「ヴォロンさん私といいことしな~い?」
ヴォロン「いいことって?(この女…可愛い!!)」
デオン「いいことはいいこと//とりあえず女帝に会わせてくださいな」
ヴォロン「いいだろう!後でいいことしてもらうぞ!絶対だぞ!!」
デオン「ありがとう大好き!(へっちょろいなw)」
皇后エリザヴュータの宮廷に入りこむことに成功した彼は、朗読係としてこの女帝に仕えました。
こうして初めてのお使いを成功させました。
この奇妙な女性大使にすっかり魅了されてしまった女帝は、デオンにルイ十五世宛の自筆書簡を託しました。
年末に、『法の精神』の細工をされたカヴァーのなかに隠されたロシア皇后の親書を携えてシュヴァリエ・デオンは、ドヤ顔でヴェルサイユに戻ります。
デオン「何とかなるもんだなw自分の可愛さにはびっくりだけどww」
5.帰国後
ヴェルサイユに戻るとルイ15世にめちゃくちゃ褒められます。
その功績によりロシア大使館初期に登用され、龍騎兵連隊長になります。
デオン「書類届けてやったぞw余裕だったわ」
ルイ「マジか?ありがと!」
デオン「報酬の件なんだけど…正式に雇ってほしいのと竜騎兵隊に配属させて♡」
ルイ「いいでしょう!!」
デオン「サンキュー!」
ルイ「ところで出発前に言ってたことなんだけど……」
デオン「え?なんて?」
ルイ「…………(ショボーン)」
その後は外交官としてのずば抜けた才能を生かしフランス、ロシアと英国の間にいくつかの重要な条約を結ぶことに成功します。
ロンドンの社交界に出席していたデオンですがそこでも女装が大受け!!
その人気にデオン本人も楽しんでいたようです。
デオン「やっぱり私って可愛いww」
調子に乗ったデオンは自宅で大宴会を催し始めます。この大宴会は宮廷で行われるものと同じくらいだったそうです。
人が権力と財力を持った時の典型的な例ですね
この後の出来事を予想できる方はできると思いますが、破滅の道へ一直線に進んでいきます。

6.遊び過ぎたね……デオン君ちゃん……
この大規模宴会により国王や政府に嫌われ始めます。
ですがデオンはルイ15世の著名がある機密文書を大量に持っていたためにフランス政府は仕方なくお金を与えていました。
デオン「チョー楽しいw宴会最高だわww」
政府「そうですね……」
デオン「そろそろお金ないからちょーだい♡」
政府「いやもうさすがに……」
デオン「あ?(機密文書チラッ)」
政府「ぐっ……大切に使ってくださいよ」
デオン「わーてるってwサンキュー!」
政府「あとで覚えとけ(#^ω^)(ボソッ)」

7.破滅へのロード
ついにやってしまいます
デオンさん。機密文書を担保にしてサラ金で金を借りちゃうんですね。
これをきっかけに国家権力による復讐劇が始まります。

ルイ15世の後継者であるルイ16世により邪見に扱われます。
タイミングよく天敵であった英国大使ゲルイシ伯爵とケンカしてしまいます。

ゲルイシ大使「デオンとか調子乗ってね?てか男女どっち?」
その時にデオンの性別に関する疑問が政治問題になります。
この問題はロンドンやパリで賭けが行われるくらい大きなものになってしまいます。
怖い怖い。
ちょっとしたスキャンダルが国中に広がってしまうのは現代と同じですね。

 1777年8月27日、49歳のデオンにルイ十六世の厳命が届けられ、終生、女として生きることを余儀なくされました。
「朕はシャルル=ジュヌヴィエーヴ=ルイズ=オギュスト=アンドレ・ティモテ・デオンに、常日頃着用している龍騎兵の軍服を脱ぎさり、己が性の衣服を身につけることを命じる。同時に、女性にふさわしい身なり以外の服装で、王国内に姿を見せることを禁じる」

要約すると、「お前女な」
これは屈辱的な命令です。
趣味であった女装が性別として確立してしまうことですから。
デオン「ちょっと楽しんだだけなのに……」
まぁ、自業自得ですけどね。

8.マリーとの絡み

このときデオンを心配してくれたのが、満を持して登場!
22歳の若き王妃マリー・アントワネット
「ヴィ・ヴィ・ラ・フランス」
マリーは取り巻きから「哀れな女騎士」の話を聞かされ、彼を女に違いないと信じきって、同情し、関心を持ったのです。
 マリー「ヴェルサイユのドレスメーカー、ローズ・ベルタン嬢に衣裳を誂えさせなさい」

届け役の侍女に
マリー「国からいじめられた女性がいるのですか?かわいそうに……せめて服とお金を差し上げましょう。出来れば助けてあげたいのだけれども……」
といい、下賜金二万四千リーヴルとともに一本の扇子をそえて、王妃の贈り物としてデオンに授けました。
素晴らしい王妃ですね。
マリーに関しては別の記事で紹介したいと思います。

9.晒し者・デオン

ローズ・ベルタンの衣裳一式が出来上がり、1777年10月21日、一万一千の処女殉教者聖ウルスラの祝祭日に、男性服を完全に放棄し、永久に女性となる儀式が取り行なわれました。
これ以降デオンは決闘の時さえも女装だったそうです。
その後は世間の目から逃れるため、ヴェルサイユのコンテ通りの小さなアパルトマンに身を隠すわけです。
要するに現実逃避です。
デオンはのちに愚痴を漏らしています。
デオン「女きつい、女装で十分だったわ……」
11月の中旬を過ぎてから、「女」となったデオンは宮廷に姿を見せました。
当然のことながら、大衆の好奇の的となるわけですよ。

50のおっさんが女装して宮廷にくるわけですからね…
昔とは違って人々の好奇心は、かつてサンタト・ペテルブルクで評判となったマドモワゼル・リア・ド・ボーモンの、あの可憐で華車な「女らしさ」に寄せられたものではありませんでした。
人って残酷ですね。予想通りの反応です。
当時の新聞は、「おっさんが女装してるぞww激ヤバww」みたいなことを書いていたそうです。
50歳になろうとしていたシュヴァリエ・デオンには、生娘とかけ離れたイメージでした。
デオン「やっぱしんどいわ……」
まあやっぱり自業自得ですけど

10.デオンの最後

デオンの最後はあっさりしています。
1810年決闘の際フェンシングで受けた傷が致命傷になりロンドンの裏町でなくなります。
享年83歳です。
遺体は解剖され、立ち会った医師の証明書により男と判明しました。
体は男とは思えないほど丸みを帯び、胸は男のものでなかったそうです。
もちろん毛は生えてなかったみたいですよ。
理想の男の娘とまではいかなかったみたいですが男の娘は本当に存在したんです。
             希望を持て男たち!!
11.まとめ
英雄:フランスのためにスパイとして貢献し、外交官として国のために尽力。
死因:フェンシングの剣による外傷(感染症か?)。
デオンは趣味を仕事にできた人ですね。
現代人からしたらうらやましい限りですが。
変に権力を持ってしまったために自滅の道を歩んだわけですね。
何度も言いますが男の娘は本当に存在したんです。
一度でもいいから会ってみたいですね。
まあ皆さん権力を振りかざしたりするのはなるべく控えましょう!!
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記事の参考文献です


アーサー王伝説 アンヌ・ベルトゥロ 創元社
アーサー王物語 アンドレア・ホフキンズ 原書房
アーサー王百科 クリストファー・スナイダー 原書房
アーサー王ロマンス 井村君江 ちくま文庫
アーサー王 その歴史と伝説リチャード・バーバー 東京書籍
アーサー王伝説紀行 加藤恭子 中公新書
パルチヴァール 郁文堂出版
トリスタン・イズー物語 岩波文庫
湖の騎士ランツェレトウルリヒ・フォン・ツァイクホーフェン 同学社


No.005:ネロ・クラウディウス
ラファエッロと古代ローマ建築 小佐野重利・姜雄編 中央公論美術出版
グラディエイター 古代ローマ剣闘士の世界 ステファン・ウィズダム  新紀元社
年代記 上 ティベリウス帝からネロ帝へ Cornelius Tacitus 岩波文庫
年代記 下 ティベリウス帝からネロ帝へ Cornelius Tacitus 岩波文庫
ネロ―暴君誕生の条件 秀村 欣二
セネカ 哲学する政治家 ネロ帝宮廷の日々 ジェイムズ・ロム
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更新中です………少しずつ入れていきます
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【FGO】【史実】二刀流:宮本武蔵 逸話紹介

FGOで初登場した宮本武蔵ちゃんです。
凛としていながらおおらかな性格。なかなかのキャラ設定ですね。
ですが本物の宮本武蔵は男です。今回は歴史に大剣豪として名を刻んだ男、宮本武蔵を紹介します。
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真名:新免武蔵守藤原玄信(宮本武蔵)
身長:167cm / 体重:56kg
出典:史実
地域:日本
属性:混沌・善
性別:女性
クラス:セイバー


武蔵の資料はほとんどが後付けされたものであり具体的な記述は少ないです。
具体的な記述があるのは、武蔵自身が書いた五輪書と武蔵の養子である宮本伊織が書いた書物くらいしかありません。
要するにないっす。

1. 謎の多い生まれ

武蔵は1584年、現在の兵庫県揖保郡太子町(いぼぐんたいしちょう)に生まれました。
武蔵の出生については、曖昧な記述が多く信憑性に欠けるものばかりです。

お父さんは武蔵が小さいころに名も上げることなく戦争で亡くなってしまったとされています。
武蔵はその影響もあり小さいときから剣に触り剣とともに生きていきます。

2. 大剣豪までの道のり「決闘大好きマン」

大剣豪と聞けばワ〇ピースのゾ〇の夢ですが武蔵はそれになっちゃいます。
大剣豪といわれるだけあって剣の天才で決闘に関しては無敵でした。
武蔵の初めての決闘は数え歳13歳(14歳)で勝利しています。
それ以降13~29歳(諸説あり)までの間に命を懸けた決闘を60回以上行いすべてに勝利しています。

この偉業から大剣豪と言われ始めました。

武蔵「誰も我に勝てないから命くらい賭けてもいいっしょw」

ここまでくるともはや修羅ですね。
常識人であればこんなにも簡単に命を懸けることができないです。
そのころから二刀流、二刀使いという言葉が誕生しました。
この言葉は武蔵のためにあるといってもいいですね。

武蔵「二刀流とか我のためにある言葉だし、てか我こそが二刀流である!!(ドヤツ)

決闘自体は29歳でやめてしまっていますがその後も戦争には参加していました。
主に大きな戦争としては大阪夏の陣と島原天草一揆です。
これに幕府側として参加していたということは徳川家康さんや敵であった天草四郎さんとも会っていたかもしれませんね。

武蔵「なんでこんなことしたん?馬鹿なの?死ぬの?」
天草「別にやりたかったわけじゃないし!俺が先導したわけじゃないし!」
武蔵「ドンマイw次の人生に期待しろw」
天草「そうするわw」

こんな会話があったかもしれないですね。
と、このように人生を戦いに奉げていたそうです。この時までは。

3. 武蔵の老後
戦争後、世の情勢が安定した1639年、大阪や京都、江戸などに行っていました。
その時、島原天草一揆の報告を将軍に行い戦功の認証を受けるという大役を担っていました。
要するにゴマをすっていたわけです。

武蔵「天草一揆、鎮圧完了したお!報酬ほしいお♡」
家康「そうか。ようやった!褒美をやる!我でよろしいか?//」
武蔵「え!?//」

などと言う会話があったかは保証しませんがこの時代の人は両刀使いだったという話もあります。
(二刀流の武蔵だけに)
※両刀使いとは男女どちらもイケる人たちのネットスラングです。

その後は大剣豪時代とは打って変わって優雅な生活をしてきます。
1640年夏、肥後熊本に訪れ旧友である長岡興長(熊本城主・細川忠利の首席家老)に会っていました。

そのまま熊本にひっそりと滞在する予定でしたが細川家がそれを許さず細川家の公客として手厚くもてなされていました。

年間米300石 (現在に換算すると2千2百万円)ももらってきたそうです。
細川家と直接縁がなかった武蔵からしたら破格の値段ですね。
簡単に言ってしまえば隣の家の住人から無償で2千2百万円もらうということです。

武蔵「これから熊本に滞在しようと思もっとりやす」
細川家「滞在するならお金出すよ?」
武蔵「どのくらいだい?」
細川家「二千二百万くらい(ボソッ)」
武蔵「マジか!!(ガタ ) ならばありがたくいただこう!!」

この待遇は武蔵が亡くなるまで続きます。
すごいですな。細川さんいい人過ぎる。

4. 武蔵の死と武蔵の自伝「五輪書」
知っている方が多いと思われる武蔵の「五輪書」の執筆が1643年冬から始まります。
自分のことをたくさんの人に知ってもらいたかったんです。
「五輪書」は武蔵が人生で培った経験や極意を直筆でまとめ上げた究極の兵法書です。
簡単に言うと自分のやってきたことを自慢したいがための自己満足小説です。

武蔵「我のこと知らんとかありえないんですけどw」

序文、地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻
で構成されています。

内容を簡単に説明すると
序文には自己紹介
地の巻:学ぶための準備
水の巻:剣術
火の巻:戦い
風の巻:他流
空の巻:心の在り方
について書かれています。
武蔵の考えとして美しく戦い美しく負けるくらいなら卑怯でも勝てばよかろうなのだーというのが根本にあったそうです。
そこには賛成です。
執筆する際、熊本の西にある岩戸山に登り観音と諸仏に執筆祈願をしました。
この観音がFGOの武蔵の絆礼装と宝具演出に映ってる観音様です。
やはり貫禄があります。

書き上げるまでに病に倒れたわけですがツンデレおじさんなので、診察を拒否し山にこもって執筆していました。

医者「武蔵さん。お体悪そうなので診察させていただいてもいいですか?」
武蔵「べ、別に診察とかいらないんだからね!元気なんだからね!」
医者「何言ってんだコイツ(そうですか…)」


さすがに心配した優しい細川さんは医師を山に派遣してようやく診察を受けました。

医者「今度こそ診察させていただきますよ」
武蔵「だ~か~ら~診察しなくていいって言ってるでしょ!!」
医者「細川さんがどうしても見て来いと」
武蔵「細っちが!?ん~なら仕方なしだな。診察するといい」
医者「ほんとに大丈夫かコイツ(そうですか…)」

信念を持ったおじさんはめんどくさいですね。
そんなことをしつつ五輪書は完成したわけですがそのすぐあと病によって他界してしまします。
1645年6月のことです。
これが武蔵の最後です。晩年は剣豪でなく作家のようでしたね。

武蔵「いや~、五輪書書くの疲れたわ。てか人生に疲れたわ。そろそろ寝るか!(パタっ)」

5. 疑惑の巌流島の決戦
いろいろな説があり詳しい内容が分からない巌流島の決戦ですが、武蔵の書いた五輪書には巌流島の決戦については一言も書かれていません。もしその決戦が行われていたら剣の全盛期である26~29歳のころと推測できます。そうなると佐々木小次郎さんは60歳後半になります。

武蔵「来たか。小次郎」
小次郎「来たぞ。武蔵」
武蔵「3、2、1、0でお互い振り向いて切り合う。これでいいか?」
小次郎「オケ」
武蔵「いざ尋常に!!3、2、そいっ」
小次郎「アイエー。武蔵、貴様卑怯だぞ!!0で切り合うのではないのか!?」
武蔵「そんなの知らん!!勝てばよかろうなのだー!!連勝記録の更新のためだ、許せ、小次郎」
小次郎「そっかー、ならば許す!!」

さすがにここまでとは言いませんが武蔵の決闘方法はこんなのばかりだったそうです。
                           汚い、さすが武蔵汚い!!
死ぬくらいなら勝って長生きしたいという信念があったようです。

6. まとめ
英雄:大剣豪として命を懸けた決闘は60戦以上無敗
死因:寿命(ガンという説)

大剣豪とは言っていますが勝つためには手段を選ばなかったようです。
生涯を通して変わらなかったのは信念を貫き通す覚悟ですかね。
これだけ聞くとかっこいいのですが「五輪書」執筆の際に見せたツンデレもあるという面白い人という印象があります。
ただし信念を貫き通す覚悟は現代人である私たちは参考にしてもいいのではないでしょうか。
http://fatedaisuki.iaigiri.com/fate_kiji/arupen.html
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【FGO】【史実】青髭:ジル・ド・レェ(術) 逸話紹介

さて、こちらはおなじみの方です
Cooooooolな方のジルです

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真名:ジル・ド・レェ
身長:196cm / 体重:70kg
出典:史実
地域:フランス
属性:混沌・悪 / カテゴリ:人
性別:男性
クラス:キャスター


セイバーの時と比べて体重が20㌔ほど減っているんですよね。
ジャンヌが死んできっと鬱になってしまったのでしょう

しかし身長は10cmほど伸びているということなので
ひょろ長くて気持ちの悪い見た目になったと言えるでしょう。

では史実の彼はどのように堕ちていったのでしょうか
彼の「キャスターの部分のみ」を紹介していきます。
セイバーのジルを呼んでいない方はこちらを先に読んでみてはいかがでしょうか。
出生や半生についてはそちらでザックリ解説しています。

  1. 堕落の元帥
    セイバーの方で説明した通り
    王様から格別の名誉を与えられ元帥の位をいただいたジルは「パリ包囲戦」以降軍を率いて戦うことはなく、領地に引きこもっていきます。

    軍事活動もたびたび行いますが小さな土地を奪いに行ったり、イングランドに捕縛されたジャンヌダルクを助けに行くため、ルーアン(ジャンヌ火刑の地)を攻撃したりと、大きな国の軍事活動は行いません。

    この辺からだんだん金持ち貴族特有の遊びに身を堕していきます。
  2. 県二つ分の超財産、使い切れないと思うじゃん?
    フランス最大の勢力を持とうとするほどの超大金持ちです
    信じられないほどの経済力と影響力があります。

    ジルは芸術をこよなく愛しました。
    それこそ世界中から超高額な美術品を買い漁ったんですね。

    しかもそれを自慢する目的もあったのでしょうか?
    毎日パーティします。連日宴の席を設けては豪遊します。

    湯水のようにとはまさにこのことなのでしょうね
    莫大な財産を瞬く間に浪費していきます。

    金が尽きそうな彼はさらにとんでもないものに手を出します。
  3. 覚醒のジル
    お金を使いまくったジルはついに錬金術や黒魔術などに手を出してしまいます。
    人間楽して大金を手に入れようとすると、大抵のところ人生がめちゃくちゃになりますね

    金の錬成がうまくいかないジルは黒魔術に手を出します。

    ここで最低の出会いが待っています。
    「詐欺師:フランソワ・プレラーティ」に騙されます。

    黒魔術こそが錬金に必要不可欠だと言われ、騙されてしまいます

    すでにショタに目覚めていたジルは完全に覚醒してしまいます。
  4. 黒魔術の錬金術師:ジル・ド・レェ
    なんだか遊〇王やハガ〇ンに出てきそうな感じになってしまいましたね

    さて、プレラーティから黒魔術(悪魔信仰)に関する知識を貰った彼はものすごい速度で堕ちていきます。
    このころにはジャンヌも処刑されており完全に何かが壊れてしまっていたのでしょう。

    悪魔信仰(サタニズム)は悪魔崇拝とも同義でよいでしょう。
    我々日本人から見ると魔法陣から何かを召喚しそうな字面ですが、現代の悪魔信仰はそこまで強烈ではありません。※そういう宗派もあるようですが
    人ならだれでも持っている悪い所を取り扱う物だと考えればよいでしょう。

    さて話を戻します
    ジルの悪魔崇拝は残念ながら「魔法陣から召喚するほう」でした。
    悪魔を召喚して契約する。所謂使い魔にしようとしたわけです

    召喚にはいろいろと代価が必要となります
    その中に
    人の生き血や新鮮な心臓などがあったのでしょう

    それも相まって、ジルは「素材」を調達しに行ってしまうんです
  5. 猟奇快楽殺人鬼

    悪魔との契約に熱心になった理由として、錬金術の成功やそれによって得られる金で遊ぶこともあったのでしょうが、作品の中にもあった「ジャンヌを裏切った神への冒涜行為」というのもきっとあったのでしょう。

    ジルは悪魔への生贄として少年の心臓などを主に捧げました。
    しかしだんだんとそれが悪魔を召喚するための物じゃなくなっていきます

    少年をいたぶって殺すことに性的な興奮を覚えてしまったジルは実に100人から1000人ほどの少年を誘拐し殺害します。

    内容はあまりにショッキングなのでここでは割愛しますが、勇気のある方・今夜眠らなくていい方は調べてみるといいのではないでしょうか……おすすめはしませんが
    興味のある方は決して調べてはいけませんよ。興味本位で見ていいものじゃないです。
  6. 栄光の失墜と人による裁き
    さすがにこれほどの人数が領内でいなくなればバレますよ、そりゃ

    でもこの時、ジルは慈善活動(礼拝堂の建設費を出す等)もしていましたし、何より国を救った英雄に名を連ねる元帥の一人です。しかもフランス最大の領を持つ大領主です。

    当時簡単に罪に問うことはできませんでした。

    しかし、ミサ(教会で神様にお祈りをする会)の邪魔をしたり、聖職者を拉致ったりと宗教屋を完全に敵に回したことを皮切りにジルをはめる動きが始まり、ジルはこれに引っかかります。

    異端審問というやつにかけられますね。
    罪状は
    「悪魔との契約」を中心にショタ虐殺などが鏤められたざまあみろな罪状でした。

    一か月半くらい裁判をした後もちろん死刑です。
    当り前です。

    殺害された人数がはっきりしないのは、裁判での部下の証言がまちまちだったり、ジルが認めたり認めなかったり、後に「青髭」として語られる多くの話で人数が増えまくった可能性などを考慮しているからです。
    一応文献には
    100人
    300人
    500人
    1200人
    と4種類ありまして
    フランス語の物とイギリス語の物と日本語の物がありますがどれもまちまちです。

    さて、死刑が言い渡されますが死刑にもいろいろあります。
    その中でも絞首刑に処されます。

    本当は死体を焼かれるはずでしたが、裁判の間のジルは反省の色を見せていたそうで、それは免れたとか。※死体が焼かれたという記述のある文献もあります。諸説あります。

    日本ではご遺体を焼きますが、火葬ではなく土葬の文化ですから
    死体を焼くというのは死者への冒涜に相当したそうです。

    こうして殺戮元帥ジル・ド・レェの人生は幕を閉じます。
  7. まとめ
    反英雄:すさまじい数の少年を殺し、それを芸術として楽しんだ
    死因:人による死刑(絞首刑)

    セイバーの方であまり紹介しませんでしたが、ジルの浪費癖は最初からだったようです。

    あとショタに目覚めたのはたぶんジルを引き取ったおじいちゃんの影響じゃないかと思います。おじいちゃんロリコンなんです……

    どんな栄光を勝ち取っても、どんな栄冠を賜っても、どんな世界に生まれても。
    やっぱり楽して稼ごうとするといいことないですね……

    節約しよ。
  8. http://fatedaisuki.iaigiri.com/fate_kiji/arupen.html
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